IT化の経費がますます安くなり、最近はPBXまでパソコンで代替できるようになりつつある。
「Asterisk」はアメリカの「Digium社」から提供されており、現時点ではたぶん唯一のフリー「IP-PBX」ソフト。
アメリカで生まれたため電話に対する習慣が日本と違う面もあるが、日本でも十分使えると思われる。但し、日本でのこの分野ではまだまだ大手企業の囲い込みによるオープンソフトは排斥状態となっているが今後はコンピュータシステムが約20年前にたどったように標準化が進展し、メーカー(IP電話機)を問わず接続できるようになり、安くて使いやすいPBXシステムが
構築できる様になると考えられる。
今回は上掲の市販本2冊を参考にし、「Asterisk」を「Linux(Fedora10)」にインストールし機能の一部を体験してみた。
簡単な初歩的な設定は、IP電話機を個別に内線番号として登録(sip.conf)し着信・発信の動作をダイアルプラン(extensions.conf)として登録すればこれだけで一応動作する。IP電話機は持ち合わせがないのでソフトフォン(SJphone:Freeソフト)をPC3台にインストールし使ってみた。よく使用する「音声ファイル」があらかじめインストールされておりIP電話機を端末とした音声応答装置としても構築ができそうである。国別の対応も可能で日本語の音声も別途提供されている。
ダイアルプランには豊富な関数が用意されており、簡単に作成できる。また外部プログラムからダイアルプランをコントロールできるAGI(Asterisk Gateway Interface)があるため(「Perl」「PHP」「Python」から利用可能)、ソフトウェアベンダーの活躍する機会も大いにある興味深いシステムである。
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